色気より食い気。

武道館に行ってきました。

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県立武道館

いわゆるインターハイ予選ともいわれるらしい、

「秋田県高等学校総合体育大会」

の会場に出掛けてきました。

朝、叱るようなことがあったので。

正直、嬢と行動を共にすることは何か気が向かないと思ったんですが。

高校3年生の愛弟子の勇姿を間近で見ることのできる、

めったないどころか多分最後のチャンスなので。

慣れない場所でしたが行くことにしました。

芸道上の弟妹同士(嬢と愛弟子)、観たいだろうし。

嬢の叱られたのは愛弟子には何の関わりもないことだし。

結局、腹立ちというか呆れに似た感情は長くは続かないし。

頭の整理はブログ書いている中で、されたようなものでした。

家を出たら、

その場に着いたら何かそれだけで気分変わってましたね。


種目は弓道。

高校生の男の子が日本舞踊の稽古をしているというだけで、

レア感半端ないんですが。

絵に描いたようなニッポン的なイケメンで着物姿も様になり、

そりゃ袴だって似合っちゃうんです。

しかも弓っていうアイテムが美しさ3割増じゃないですか。

ずるいわ(ぇ

しかしながら武道館自体が、お嬢が書道で足を踏み入れたくらいで。

縁が薄い場所だし、

そもそも激しく応援する種目でもないので。

なんだか勝手がわからず、ウロウロしちゃいましたね。


他の種目を覗き観る。

最初に目に入ったのは剣士の姿で、

もっとも大きな会場で動員人員も一番多かったのが剣道。

何ともいわれぬ、あの発せられる声を背後に浴びせられ。

暑い日なのに、どこかヒンヤリした空気が広がっていました。


一方、暑さを痛感したのは相撲の競技。

限界ギリギリのクールビズなはずなのに、なんであんなに暑そうなんだろう(汗)。

学校時代も身近に存在していなかった競技なので、

どこを観ていいのか目線が宙を泳ぎます。


一番、近く感じたのは柔道で。

自分が合気道をやっていた経験があって、

なぜか高校で柔道部の顧問にスカウトされたこともあり(やりませんでしたけど)。

違和感は、もっともありませんでした。

ああそうか。合気道の稽古は柔道着を着て行われていたからなのか。


ようやく辿り着いた弓道場。

キンテキとかエンテキといわれても、さっぱり理解できない世界で。

弓と矢を携えている子がいるから、ここが弓道の会場なのねと。

辛うじてわかる程度です。

会場は入口からガラス張り(に見えた)の部屋が見えるくらいで。

入口付近に身内の類いがごった返しており、

まったく観戦するという状況ではなく諦めました。

せめて支度をしている愛弟子の姿だけ拝んでいきたいと、

どうも控え室らしい場所で出待ちするものの。

さっぱり見つけることができないので、

もう一度会場前の廊下に屯っている子らの中に。

同じ学校のゼッケンを見つけて目を凝らすと・・・

女子生徒と談笑している彼を発見。


そこでも、しばし嬢とあーだこーだと言い合った末。

わたしが肩越しをツンツンと、つついて。

来ましたよ〜、ていうアピールをすると。

彼は鳩豆のように驚いていましたが、

ひと声かけることができて好かったです。

「来週は(お稽古)よろしくお願いします」

って、そんな来週の話はいいからさ。

今でしょ(笑)


普段、稽古場でしか見ることの無い愛弟子の青春している姿と。

人一倍、似合っていた袴姿に。

身内のような誇らしさも感じながら観戦は諦めて戻ってきました。


ぃゃぁ、やっぱり若さっていうものは好いもんですね。

齢を経るのも悪くないんですが、

あの理屈抜きに輝いているあの瞬間。

今この時を大事に過ごしてほしいな、って心から思いました。


うちのお嬢さんもね。

親なんて、なんぼ叱ろうともそうやって。

我が子の成長を眩しく見つめているもんですよね、ええ。

いずれはレシピ本でも書籍化してやr
高師直。