【お盆】20130814〜お嬢さんとお膳〜
お嬢さんが盛りまして撮りました(上)
本日のお膳。
- 空心菜と人参の炒めもの。
- 厚揚げの煮物。
- ぬか漬けきゅうり。
- ところてんとミニトマトの中華和え。
- ご飯。
- お味噌汁。
厚揚げを油抜きしながら人参を斜め細切りしているところに、
お嬢さんが寝ぼけ眼をこすりこすり起きてきました。
厚揚げの煮出し汁の火加減を右に見ながら、
ちぎった空心菜と人参をごま油で炒める。
ところてんの中華和えの調味料を調合して、
(すりごま・ごま油・かえし・黒酢・バルサミコ酢)
ミニトマトを切って加える。
ていうようなことを、お嬢さんにさせつつ。
排水溝のぬめりと、においが気になって。
重曹ペーストでシンク磨いていました。
こういう並行作業ができるのも台所に立ってくれる別の人が、いてくれるおかげでして。
お嬢さんは「あたしなんもやってねー」て言うかもしれませんが。
ものの始め事始め、ってそんなもんじゃないですか。
できることを前提になんてしてない。
指示と誘導があれば、そのうち慣れるし。
回数こなせば、いずれは自分のものになる。
ただ、この「指示と誘導」が面倒なと感じると。
自分でやっちゃったほうが早い、って話になるんだと思います。
自分は自分以外の誰かが何かをできるようになっていくのを見るのが好きだし、
それを生業にしている者なので。
そういう作業(指示と誘導)は苦にならないし根気もあるほう。
なにより他力本願なところがあって、
いかに人をうまく使って自分が力を出し惜しむかばっかり考えているから。
お膳に使うアイテムが揃ったところで器を持ってきて、
それに盛り付けをするわけなんですが。
「もし間違った器に入れようとした時には教えてあげます」
とだけ言って、お嬢さんに最初からやらせてみました。
黙々と、わたしはシンクの磨き方。
50cmも離れていないところで、
あーでもないこーでもないとブツブツ言うのが聞こえてきますが聞かないふり。
そのうち不安が最高潮に達したらしく、
これはこれに盛るのでいいんだっけ??
間違ってたら教える、と言ってます。
何も言われないなら合っているんだから、そのまま続けなさい。
恐る恐る器を取り上げて順番に盛っていましたが、
どうやら間違えることなくお膳に置く順も違えることなく。
今日のお膳が完成しました。
おかげ様で、わたしもシンクをピカピカに磨くことができました。
助かるわ。
お嬢さんの中では自分が精進お膳をこしらえました、と。
胸を張って言えるのは、
- 献立を自分で考える
- 材料を自分で揃える
- 下ごしらえも調理も自分でする
- 後片付けまで自分がやる
これらを全てこなしてこそ自分でやった、と言えるんだと。
そんな風に思っているでしょうが、
わたしにすれば高校生で精進のお膳を作る手伝いをしているだけで充分立派だと。
思いますけどね〜。
わたしなんて二十歳越えてから、やらせられるようになったくらいで。
高校の時なんて家のことは自分のやることじゃない、と思っていたから。
それに比べたら、ぜんぜんマシだと思うけどね。
来夏あたりには献立考えさせて作らせる、っていうこともトライできるかも。
とりあえずレンジとガスが使えて包丁が持てて味付けがわかって、
お米とげて水加減できれば。
大丈夫なんじゃない??
最低限のこと教えておいてやれば、
あとはやるもやらないも本人が決めると思います。
できておいて損なことは、そんなにはないから。