色気より食い気。

【ご紹介】お店ご案内Vol.4〜“お茶の辻吟”〜

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Ag11−12月号絶賛発売中。

今号はEditorial staffそしてPhotographerとして名を連ねさせていただきました。

倉敷里子ことPENちゃんで撮影した記念すべき号ともなりました。

誌面ど真ん中に掲載されています『Ag11−12月号』発売中です。

→ 【告知】【宣伝】ご報告〜Ag11-12月号発売されました〜 - 11月のヤンキー。〜モノスヤの食いブロ食ログ〜


茶舗。

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お茶屋さんと表記すると違う認識をされてしまいかねないので、あえて茶舗と表しました。

お茶を売るお店、茶商いの店です。


我が家は仕事柄、和装(着物や帯など)を相当数所持していますが。

その保管のために重宝するのが茶箱です。

納戸に茶箱が幾つか重ねられた他に、わたしの部屋にも衣替えで取り替えた季節違いの洋服が収納されています。

この茶箱を求めるとき、お世話になったのが今回の取材先となった辻吟さん。


実は、この辻吟さん以外にも市内の別のお店に同様の依頼をして買い求めたことがありました。

ところが、そのお店でも茶箱を売ってくれたものの。

お茶そのものを求める客ではなかったため、あまり好い対応をしていただけませんでした。

金額としては茶箱価格に見合ったものだとは思うのですが、そこそこの値段のするものです。

こちらとしては、お茶を買うのも茶箱を買うのも払うお金は同じではないかと思ったのですが・・・。

お店側にとっては茶箱を買う客は客ではない・・・と、

そんな風に思われているのだろうかとまで勘繰ってしまうほどでした。


さて一方この辻吟さんは茶箱の扱いも大変に丁寧で、とても状態の良いものを提供してくださいまして。

その対応も心良いものだったため、わたし達は(比べる対象もあったこともあり)大変に感動を覚えたのでした。


それから数年が経ち思いがけず、その地区の取材を担当させてもらえることとなったため。

是非と願い、こちらに伺うことにしました。


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お茶のお店の前を通ると、とても香ばしい好い香りが漂っています。

そして、その日その日に違ったお茶を淹れて振る舞ってくださるのが嬉しいです。


今の季節は冬煎茶が美味しい時期とか。

しかし、わたしは店外の幟を見て『炭火炒りのほうじ茶』と決めていました。

最近ほうじ茶ラテなるものが人気らしく、スティックタイプの飲料にも登場していますが。

それを、ほうじ茶を淹れて飲んでみたいと思ったのです。


ちょうど配達の合間に、わざわざ時間を割いてくださった社長さんから。

お茶にまつわるお話を幾つか伺いました。

その中で衝撃的な話があったので、ちょっと載せておこうと思います。

調味料で味付けしたお茶は販売していません。


辻吟さんのFacebookを見つけ、その中にあったこの一文が気になったので質問してみました。

調味しているお茶というのは、お砂糖などで甘みを出しているお茶でしょうかと。

すると返ってきた答えは想像を超えた意外過ぎるものでした。


調味料というのは化学調味料だというのです・・・!

驚きました!!化学的に調味されたお茶が、それも茶舗さんで普通に売られているということを知って。

もちろん互いに商いの身。

わたしも詳しくは聞こうとしませんでしたし社長さんも市内のどこで売られているかなど一切お話にはなられませんでした。


とても飲める代物ではない、と仰るように飲む方が飲めば直ぐ違和感を覚えるそうですが。

それを美味しいといって飲む方があり、

それはその方の味覚なので否定はできませんが。


茶葉の程度が低くても状態が悪い葉であっても調味してしまえば、それなりに飲めるものが作られてしまい。

それが、それ相当な価格で流通していることは認めたくないと。


そんな社長さんの言葉を、とても重く受け留めました。


緑茶に添加物注意! 〜「玉露」と称するアミノ酸(調味料)入りの緑茶〜 - 猫もひれ伏す人間関係 - Yahoo!ブログ

探せば、こういった記述が沢山見つけられそうです・・・。


現代の・・・こういう時代の、と時代のせいにはしたくないです。

いずれはレシピ本でも書籍化してやr
高師直。