色気より食い気。

【おんがく】舞台用音源ゾクゾク。

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清元『四君子

  • 四君子』とは・・・中国の美術品に多く見られる「蘭・竹・梅・菊」のこと

これらの美しさを、徳の備わった品位の高い人(=君子)になぞられて呼び、その様を清元で描いた。

「ご祝儀物」として素踊りで踊られることが多い。



昨日から3年後に開催する5回目の主宰の会用に舞台音源を編集しています。

まず手始めが清元の『四君子』という演目です。


この一曲、実は自分も含め我が家はあまり好みの曲ではありませぬ(ー'`ー ; )。

習う側はともかく教える側が、そういう私情を挟んではと思うのですが・・・。


そんな苦手ともいえる(汗)曲を、あえて選んでいるのには訳があるのですが。

その理由は追い追い明かしていこうと思います。


この曲で舞台に立つのは現時点で師匠の元に入門して3年超となるSさんと、

わたしの元へ通ってきてくれて1年を超えたMさんのコンビでの二人立ちです。

いずれアヤメか、カキツバタといえばいいでしょうか。

秋田美人の2人による競演です。


わたしも、かつて秋田美人の代表格(地元情報紙の表紙も飾った)妹弟子Aちゃんと踊らせてもらったことがあります。

ドクダミカキツバタ(w)

それ以来(20年も近く前とか!?)ぶりの『四君子』の稽古です。

気合いを入れて音源を聴き直しますがどうしても好きになれません

どうしてもどうしてもどうしても好きにはなれまry


どうにかこうにか昨日のうちに妹弟子と愛弟子の稽古用の音源を作ったのですが、

その割になんだか釈然としない気分で明けて今日。


あらためて我が家の音源ラックを整理し直してみると、

この問題の四君子』のCDが昨日使用したものの他に、さらに2枚ありました(忘却)。

苦手な曲なのに(?д?;)


とりあえず今日見つけた2枚をiTunesに入れて聴き比べてみます。

個人的には上の一枚、人間国宝である清元志壽太夫のものが味わいがあって好きなのです。

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がしかし隣りで聴いていたお嬢が、「これは難しい」これはマニアックな音と(いうようなことを)言いまして。

もう一枚の(右下)を聴かせてみると、「これいいんじゃない??」。


お弟子さん達には(そういうお宅も弟子ですがw)、こういうハッキリした曲のほうが音が取りやすいと思う。

という、お嬢の意見を採用しました。


採用してGarageBand '11を使用して改めて編集してみると昨日抱いた違和感が、すっかり払拭されて。

とても好ましい音に仕上がりました。


うそみたい。


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自分で丁寧に音をつないで作ったので特に愛着を感じたのかもしれません。


実際に稽古に入るのは来秋ですが愛弟子&妹弟子が楽しく舞台を心待ちに稽古に励めるよう、

それまでに更にこの曲と仲よくなっていこうと思いました。



さて次は何の曲を手がけようかな(ちなみに作成する音は10曲超と思います)(・∀・)

いずれはレシピ本でも書籍化してやr
高師直。