【お彼岸】20130923〜今週のおはぎたん〜
半殺ししてやった。
倍返しとか十倍返しどころじゃない。半死状態。
当方、秋田の方は郷土料理きりたんぽ鍋の家庭料理版“だまこ鍋”なるものがあります。
ご飯を潰して、だんご状態(大きさはピンポン球くらい)にしたものを。
鶏ベースの醤油だしで煮て野菜(セリ・ゴボウ・ネギなど)と共に食すもの。
新米の季節これからは、あちこちで「だまこ食ったよ〜」の会話が交わされます。
さて、そんなだまこ鍋に投入する“だまこ”そのものと同様に。
半殺しにされるのが、おはぎです。
今朝も起き立ての嬢に「半殺しにしといたから」と伝えると、
「あ、そ。」・・・って別に時折憎たらしいボスをやってやったとかそういうわけでは。
今回は炊き込みご飯で炊飯ジャーが塞がっていたので、
おはぎ用のもち米は圧力鍋で炊きました。
4分加圧で蒸らし10分あっという間に炊き上がり。
そのまま鍋で、すりこぎ使ってもち米をせっせと半殺し。
正式には粗潰しとでもいうんでしょうか??
自分たちの中では、こういう状態をいつも『半殺し』と表しているので。
それ以外の言葉が出てきません。
塩水漬けた手で市販のおはぎより、ひと回り小さい程度にまとめます。
秋田県産の青大豆きな粉と黒炒りごまと白いりごま、
ごまの方はそれぞれ嬢が擂ってきび砂糖を加え混ぜてくれます。
それぞれをまぶして、でき上がり。
3種のおはぎ完成。
- きな粉。
- 黒ごま。
- 白ごま。
売っているおはぎのようなわけにはいきませんが、
そうならなくて幸いなのは甘いものが苦手な作っている人本人でして。
家の神仏に供えるおはぎを、あとで下ろして消費するのが苦痛で仕方なかったので。
ごくごく甘さ控え目そして白砂糖を使わず、やさしい味に仕上げています。
大きさも小ぶりにまとめてあるので丁度の食べ応えです。
黒×白。
わが家のお位牌所にも持って出ましたが他所のお宅のおはぎをチラ見して。
そっか、アルミカップに乗せたらもっと雰囲気だったか〜と(笑)。
何となく、それらしく見える気がしません??w
いつもは、てんこ豆炊いてお赤飯が王道なんだけど。
「炊き込みご飯でいいんじゃない?ゴボウあるし??」のボスのひと声に従いました。
3種のきのこに人参に、ゴボウと油揚げの炊き込みご飯。
日本の味です。
ご先祖様は食べられるわけじゃない、といわれればそれまでだけど。
気持ちの問題。
喜んでくれているといいなぁ。。