セレブ意識とかナントカ
少しずつですが育て始めた“ぬか子”が、ものになってきました。
地産のきゅうり(今年初)を手に入れたので、さっそく漬けてみました。
まだ糠より塩気が若干勝る気がしているんだけど、それでも美味しい漬け物になりました。
おにぎり+きゅうりで充分ゴチソウだよね!!
今日は、これ携えて出稽古に行ってきます(往復120km)
稽古時間より、ハンドル握るそれの方が長いけどこれも仕事だよね。
15時には自宅で30代のイケメン男性×2の稽古もあり、
18時には町内の班長役員会議あり。
せわしいジャマイカ。
某著名な方の入店拒否問題が揺れています。
賛否というか意見は様々で、お客さん側とお店の方側の言い分もあり。
どちらが正しいどちらが誤り、というレベルではなく。
「もっとこうすべきだったのではないか」
というところに学びがあるように思います。
幾つか取り上げている方々の文章を読んだ中で、ちょうど自分の感覚に最も近いと思われるものから。
ふっと昨日、遭遇した出来事を思い起こしたので書いておきます。
作業している場所に偉い人が来ました。
昨日、事務方作業のために空けていただいたスペースで3時間ほど主に枚数を数える仕事に没頭している間。
何人かの方が、その部屋を訪問された中で。
とりわけ印象的だった方は、わたしより少し齢が上かという女性でした。
部屋の正面口ではなく陰の出入り口から入るなり長の方に話し始めた様子を背後に小耳に挟んでいた印象で。
どうやら「偉い人」らしいことがわかりました。
高圧的ではないものの、その声の大きさと張りから自信に漲った雰囲気が伝わってきましたし。
声は荒らげてはいないものの有無を言わせない、という迫力が感じられました。
どうやら幾日か後に行われる行事で、そこにある場所を使用するにあたり。
「便宜を図ってほしい」
という要求を長の方に直談判している様子。
地味な事務局員(ここの人)は、すげ〜な〜と内心思っていました。
自分も何かにつけて利用させてもらう立場にはありますが、なにか要望があった場合は連絡を取って話を聞いていただく時間を設けるとか。
しかるべき書類を取り交わすとか(そこは管理が公なので書類と印鑑は外せません)、しかも窓口になってくださるのは役所の担当の方があって。
ダイレクトに長の方に話をするなんてこと、ありえないわけです。
長の方は、ひたすら話を聞いておられました。
8割方、畳み掛けるように女性が話を進める中で。
長の方は相づちをうちながら、やはり公共の施設でありクレームなどが寄せられることもあり、応えられない要望もある的なことを。
お伝えしているようです、すると。
その女性が、「〜時に◎◎議員がここに来るから」。
だから、その時に一緒に話を聞いてということを要求しているようでした。
長の方は、その日が出番でしかも夜までの勤務だったようです。
指定の時間には、その部屋にいらっしゃるようで。
議員さんがお見えになったら、お目にもかかるしお話も伺いますけど・・・。
そういう具体的な内容(要望や要求)は、実際に携わる会場付きのスタッフと話してもらわないと。
ということで、わたしが借りていたスペースの更に奥にある外注会社のスタッフさんが呼ばれました。
小声で何やら、ごにょごにょと話しておられます。
スタッフさんの上の方が女性と会話をするところです。
そのスタッフさんは、わたしも長年お世話になっている方で。
とても物腰が穏やかで且つ仕事きっちりな方であります。
偉い人も、あんまり偉くない人も。
わたしのような小さい人(実寸ではない)も分け隔てなく接してくださいます。
その方が偉い人に向かって静かな口調で話し始めました。
〜日の〜時から、その件(会場使用)につきまして打ち合わせをするというお約束になっておりますが云々。
(翌週具体的に打ち合わせの段取りが決定していたようです)
そう言われた偉い人は、そんなの事務局では何も言って寄越さなかったわとか。
だったら、その日に◎◎議員に同席してもらえばいいってこと??とか。
少々、強い口調でスタッフさんに詰め寄っていましたが。
そういうお約束になっておりますので(にっこり)
3時から話、聞かないわけではないけれど後日の打ち合わせと2度手間になるよ。
ていうか話を聞く前に我々にも仕事あるんですけど。
どうしてもっていう時は前もってそう伝えてもらわないと、ね〜。
的な含みを、スタッフさんの口調から窺いました。
偉い人が一旦、部屋から出て行きました。
◎◎議員に、その旨を電話で伝えてみるわと。
偉い人は議員さんの名前を強調しながら部屋を出て行かれました。
すると長の方、スタッフさんの上の方、他スタッフさんと何人かが集まって。
- いやあ急に来られて話されてさあ
- ちゃんと打ち合わせの日程が設定されているんですけどねえ
- いきなり言われても困るんだよなあ
そんなことをボソボソと口々に話されていました。
そのうちに、ここの人も作業に区切りがついて。
撤収にかかったので、その後その件がどうなったか。
顛末、見届けるまでには到りませんでしたが。
長の方、スタッフさんの「困ったもんだなあ」という声色と。
偉い人が議員さんの名前を何度も口にするのが、とても印象的でした。
そうしてもらえるのが当たり前だと思っている方もある。
自分の立場や存在や認知度によって、してもらって当たり前と受けとめている方が結構多いような気がしています。
要望も要求も、する権利は持つかもしれませんが。
その伝え方というのは、その場その場のルールというものが存在するように思います。
してもらいたい、お願いしたいことがある場合は特に筋を通すことが大切に感じます。
でも、お立場がある方は我々の持たない「当たり前基準」「当たり前ものさし」で物事をはかるので。
一般的な当たり前の尺度が通用しない、ということは。
自分の置かれた業界でも、ごくごく頻繁なので驚きません。
(そもそも“当たり前”という言葉が死語になりつつあるを感じる今日この頃です)
いつもスタッフさん方には、ご苦労とかご難儀おかけしているよなあと。
しみじみしてしまうのは、そこだったりします。
サービス業には、お金払えばそれで済むっていう考え方は。
やっぱり何かが足りない、って気がしますよね。うん。