色気より食い気。

ハタハタ祭りVol.1〜初めてのハタハタ竜田揚げ〜

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ハタハタと戯れる。

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お魚苦手な方には、たいへんにすみません。


昨夕、稽古に来ていたイケメン2人組のうちの片方(通称Hくん)から発泡スチロールの箱で頂きました。

秋田の冬の味覚、鰰(=ハタハタ)の到来でございます。


ハタハタは物心ついたときから、ひと冬にひと鰰は当たり前でした(??)。

焼いて・煮て・しょっつるで・寿司ハタハタで・・・。

初冬、雷が鳴り響くと地元では鰰豊漁を予感したものです。


しかし我が家の女衆は祖母が北海道生まれの大阪育ち、

ボスは江戸は巣鴨生まれ。

鰰は2人とも好きだったものの季節感を味わう程度で満足だったためか、

こうも大量に手に入れたことはありませんでした。


そういえば昨年の今時期、ボスが路上に上がるハタハタの幟を目にして。

欲しいな、と呟いたのですが。

その頃、主宰の会の稽古や準備に追われていたため却下したのでした。


今季は先週、愛弟子のJ子さんから頂いたハタハタをボスが煮て食べさせてくれました。

今年も、また旬の味を楽しめたね〜と喜んでいたのですが。

漁の終盤(どうやらこの木曜日あたりで禁漁になるらしい)に駆け込みで大漁ゲットです。


さて、いかがしようかと思案しつつ。

まず台所に新聞紙を敷き詰めてから薄手の袋を数枚と魚こしらえ用のボウルを用意し仕分けにかかります。

頭や内蔵を除かない焼き用の大ぶりなものを、3の倍数で2回分。

今宵の、おかずになる竜田揚げ用の小ぶりなもの(10cm程度)と。

それ以外の中程度のものを数を数えながら分けていきます。


もらった発泡スチロールの蓋を上げた時、思ったほど多くないと思いながら作業にかかったのですが。

なんのなんの、

なかなかどうして底が見えず。

誰かが手を出して次々と加えていっているのでは、と思うほど湧いて出るような気分に陥りました。


途中から数を数えるのも止めてしまうほど。


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わたしの奮闘を横目に、ボスが(わたしの)幼なじみのママであるYさんを思い出して。

ハタハタが、だぶついていないかと電話で問い合わせたところ。

市場で手に入れようとしたものの、すでにお終いと言われションボリしていたところと知り。

お裾分けすることにしました。


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Yさんは正月支度にハタハタ寿司を漬けるとのことで中程度のを10匹ずつ5袋に分けて箱に寄せ。


いよいよ我が家の分を用途毎に袋に入れていきます。

30匹・・・煮る用に。

30匹・・・おろし生姜と酒・麺つゆ・みりんで。

30匹・・・味噌と酒・みりんで。

30匹・・・粒マスタードとオリーブオイルと岩塩で。


小ぶりなものは、おろし生姜におろしニンニク。酒・麺つゆ・みりんを入れた袋でもみもみ。


大振りなものは2袋に分け明晩のおかず用は冷蔵庫へ、

もう一袋は冷凍にしました。


・・・さて、いったい我が家には何匹のハタハタがあるでしょう???(謎。


大振りなもの以外は頭と内蔵を取り除いたので台所が少々、殺戮現場思しき景色となりましたが。

血にまみれるのは案外、嫌いではないらしく。

だんだんテンションが上がってくる自分が、ちょっと危険と思いました(汗)。


〜お嬢を駅前まで迎えに出る途中Yさんのお宅にお届けして〜


戻るやいなや、

片栗粉・小麦粉・カレー粉混ぜの合わせ粉をまぶしてカリリと揚げていきます。


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写真用に適当に積みましたが、

こんなものではなく一人10匹は食べました(笑)。


もちろん中骨もバリバリと食べられ、とりわけ“ヒレ”がせんべいっぽく美味でした。


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ハタハタは大好物なので、どんな食べ方をしても美味しくありがたいのです。

でも一般的な食べ方は、もう知り尽くしているともいえるのです。


そういう意味で、この竜田揚げは予想をはるかに上回って美味過ぎる。


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頭と内蔵と取る手間だけクリアすれば、あとは大した手間もないし。

丸ごと食べられて満足度は更に上がります。


ぃゃぁ本当にハタハタが美味しいのは知っていたけど想像以上でしたわ。


念願のハタハタの竜田揚げが食べられて幸せ感MAXですw


そしてハタハタ祭りは、これで終わりません。

今日が初日(爆)

いずれはレシピ本でも書籍化してやr
高師直。