【パンデー】転んでから起きる。
慎重派。
幼少のころ、といっても幼過ぎて記憶は全くないが。
引っ越す前の生家の2階から階段下に真っ逆さまに落ちる、
という経験をしたそうな。
真っ逆さまといっても人体の天地が逆に落ちたわけではないだろうが、
まだ赤子の範疇(1歳児)だったから頭身や頭の重さを考えても。
そちらが下になって落ちてきたことに不思議はない、ただ。
寸でのところで気づいた母親という人が(ボスのことです)キャッチして事無きを得たそうで。
そんな自分の武勇伝も含めて、ちょっと話を盛ってるんだと思ってる。
状況はボスによれば、
2階にハイハイバブー期のここの人を置いて。
ちょっと階下に物を取りに下りたか何からしい、その間。
理屈だと思うけど母親と認識したであろう人を追って、
ハイハイで階段の上がり口まで進んだことは至極当然だと思った。
しかし赤子が母親を追う度合いと母親としての自覚が伴わなかったらしく(※)
(※母は働く人であった。養育は主に祖母がして自分は添い寝も一度しかしたことがないとか。)
しかもその時期のハイハイスピードを完全に侮っていた。
考えてみれば後に、ハイハイを仕事の一環にするような人間に成長する子である。
(匍匐前進←自衛官だったから)
百日記念(!?)の写真を見せて「横綱白鵬」の赤ちゃんの時の、と聞かせたら。
10人に9人には「さすがに立派だね」って言われる自信がある。
43年近く生きてきて、その中で最も貫禄があった頃です。
話はズレたが1歳をゆうに過ぎても歩む気のなかったここの人は、
1歳半までハイハイバブー期を過ごしたので。
その移動スピードたるや大人の想像を超えていたのだ。
何か取るものを取って階段を上がろうとした母親の視界に落下する我が子。
瞬間的に両手を差し出して、かなりの重さを受けとめたその腕は痛かったに違いない。
それ以上に、その騒ぎを聞きつけて駆け寄った祖父母に。
したたか叱られたに違いない。
・・・と、そんな経緯があったそうで。
ここの人は高所が大変に苦手だった。
橋を渡らせようとすれば大泣きし(怖いくせに何故か下の川を見てしまう)、
すべり台を滑らせようとすれば硬直し。
ブランコに乗せて揺らせば、キチガイのように騒ぎ。
しかしそれを、しばらくの間。
「こわがりで臆病で、どんくさい子(ワラ」
と思っていたらしき、うちの家族。
あんたは「こわがりでおくびょうでどry」だから、スポーツは向かない。
しかも自分(母親当人)がスポーツが苦手を通り越して嫌いだったから、
あたしの子だから運動音痴に決まってる。
と決めつけて可能性の一つを閉ざした。
でも、トラウマを克服して中高短大自衛隊と進むにつれ。
足は、どんどん速くなったし。
そこそこ筋力もあったのでリレーメンバーに選ばれたりとか、
そういう経緯を振り返ると。
近くにいる人間って案外、一部しか見えてないものなのねと。
痛感する次第です。
確かに距離が近いと物の全体像は把握できないもんね。道理。
今にも雨が降り出しそう。
遠く雷鳴が聞こえ空は曇天オール、一気に日が陰った。
雨しかも、かなりまとまった量の、が落ちてくるのは時間の問題。
雨が降りそうだと、ボスが言って家中の窓を閉め始める。
わたしが今いる(稽古場におる)場所のあたりと我々の部屋は大丈夫かという。
わたしにすれば降ってきた雨が確認できてからで、なんら問題ないと思っている。
いきなり雨粒が家の中まで侵入するわけじゃないし、
ボツボツと落ちてきてから腰を上げても構わないじゃないかと。
しかし今のボスには、それは無理な話なのだ。
気持ちが落ち着かないのだ。
昔のように機敏に動けない、ということもあるのだろうけど。
大豪邸じゃあるまいし窓の枚数が50も100もあるわけじゃないだろうに。
こんな時、自分の親が齢を経たことを感じる。
赤子を2階に残すような向こう見ずな親だったじゃないか(ボス20代)
一度添い寝をしただけで、つぶしそうになったという理由で。
(本当はぐっすり眠れなかったかららしい)
添い寝は祖母に任せたじゃないか。
そうやって、たぶん最も大事な時の心配事やら面倒は祖父母任せにして。
今ごろになって、あれやこれやと口うるさく言わんでくれんね??
そういう母性めいたものって一生に出る分量(!!)は決まっていて。
出すべき時に出さないと、いい加減子どもがいい齢になってから。
張り付いて、それを放出するんだろう。
めいわくだわ。
しかし、あれも食べないこれも食べたくない結局。
病人には梅干とおかゆ、という人に。
丁寧なことをしても仕方ないが、ぶん投げてもおけないので。
とりあえず、それらを与えておこうと思う親孝行には程遠い娘です。
やってられんわい。
パンデー。
お嬢はボスが調子悪いと、まめまめと手伝ってくれるので有り難いんだが。
その嬢の手伝いかたのあれこれも口のみならず手まで出してくるので煩わしいわい。
なんで若い者に任せておけないのだろう・・・確かに。
覚束ないことは間違いないが、
みんな最初はそうだったじゃないか。
経験を積まなければ、できるようにはならないのです。
最も人生経験が豊富な人になら、わかりそうなものなのに。
転ぶ前に杖を持たせたい気持ちもわからなくはないが、
わたしは転びかたも覚えていたほうがいいと思うのです。
我が子のことは思いっきり転ばせてみたりしたくせに(# ゚Д゚)プンスコ。
今、大雨が降ってきたから窓を閉めました。
それでいいじゃないの。
チーズカボチャサンド。
オープンオムレツサンド。
どうせ、ボスは食べないんだろうから。
わたし一人で食べちゃうもん。
わたしも孫を持つような頃になったら、おんなじ風になるのかなぁ。 (。-´ω`-)あ〜…