色気より食い気。

成る時に成る。

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思い出。

生活スタイルの見直し。

お嬢も高2の夏を迎え、そろそろと進路のことを具体化する時期に来ている。

方向性は定まっているものの、まだ明確でないところもあり。

夏休みを利用して、そこいら辺の情報収集にあたらないとねと思っている。


それに伴い自分の環境というか生活の見直しを図ることにした。


すこし前から漠然と本業だけでやっていくのは厳しいな、と。

そう感じていた。

時代の流れもあれば気持ちの面もある。

主宰の会を小さいながら4回も重ねて5回目に向けて積み立ても始め、

もうだいたいの構想も練り。

それに向けての準備を始めている、とはいうものの。

5回目の会が6回目に繋がるかどうか、それはわからない。

それまでは2回目があれば3回目があり、4回5回・・・と。

どんどん重ねていくものだと疑わなかった。

でも今は、この形を継続していくことの意味みたいなものを。

改めて考える時に来ているらしい。


震災の経験も大きかった。

ただ漠然と踊っているだけでなくて、なにかの支えになることがしたい。

踊ってできる支援がしたい。ひとつの応援の形を舞台にする、というのか。

立つ人間の自己満足ではなくて、すこしでも実入りがあってそれを届けられるような。


そういう形を模索していると、

どうしても周囲との感覚や考え方の違いというかズレを感じる。

組織に属していても、

どこか浮いていて(それはそれで構わないのだけれど)。

なんだか居場所が、ここにはないと思ってしまう。


もうちょっと生活に密着したというか、

こちらはもっと切迫した感じというのか。


舞台と客席の間に引かれる見えない境界線のようなものについても、

わが家では3人でいつも語らうし。

日本舞踊は特殊なもので特別な習い事で、

誰彼と習えるものではなくてお嬢さんお坊ちゃんがやるものみたいな。

(日舞に限らないかもしれないけれど)

そういう、いわゆる「敷居の高さ」を払拭できない自分が歯がゆい。

本業は本業として。

通ってきてくれる愛弟子と弟妹弟子がある限り稽古場は閉じないつもりでいる。

出稽古先にも習う人がある限り通おうと思う。

ただ、それはそれとして。

この線を、どこまで維持していけるのかなと考えたとき。

人口減少に歯止めのかからない地元に指導する側(自分含めた)は増える一方で。

お弟子さんの取り合い、という状況はより厳しさを増す。


力のある者が残り息のかかった者が残れて、

そうでないものは篩われて外に出るか食み出して仕事ができにくくなるか。

そんなことない、そんなことないはずと言い聞かせたいけれど。

現実は、そんなに甘くない。


そういうことを斜陽の師匠いわゆるボスに添ってきて、つくづく思う。

となると徹底的に抗って伐たれてしまうのか、

必死になって食い付いて凌ごうとするのか、

あるいはもっと違う道を探すのか。

(長いものに巻かれて本意でないこともするという選択は無いのかねw)


根性の無い自分のタイプは最初と中間は、あまり積極的に取りたくないので。

最後の違う道を探していこう、としている。


というような経緯も踏まえてのスタイルの見直し。

具体的には副業を手に入れること。

手に入れるっていうか他に実入りのある選択も探すということ。

実際に、そのためのテストを受けることと。

説明を聞くこと、の2つが現段階で決まっている。


空き時間の有効活用というやつ。

きっと成るように成る。

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たぶん、そんなこんなの現れが今のミニ書棚のラインナップにも結び付いていると。

そう思う。

(そうじゃない本もあるけれど。ずっとミニ書棚の位置を譲らないものも数冊。)


本業の方で、ものすごく張り切っているというか。

出世欲というか下克上でもしかねないように思われて、

なんだか発言をチェックされているという噂も聞くのであえて書いておく。

いま時点で廃業するつもりは全くないし、

このままを維持していくつもりですが。

自分は自分のやり方で細々と指導に携われればいいと思ってます。


正直ものすごく上り詰めてやりたいと思った時期も30代にはありましたが、

本業に関連しないところに働く力の大きさに。

わたしは40代はじめで敗北宣言です。

抗っても敵わないなら抗わない、ってことです。

それは体力の無い(身体的な意味ではなく)弱い立場には、

無駄な力のベクトルだからです。


必要な部分と場面だけ自分にできる動きはするけれど、

なにか画策しているとか打って出ようとか全く考えてません。

早くも白旗掲げて降参モードなので、

あんまりいじらないでもらえるとありがたいで〜す。


正直いって自分と家族との生活にいそがしいのと必死なのとで、

完全出世コースから外れてますが後悔はしてません。


それでも日本舞踊を教える道は閉ざされていないので、

わたしはチームリーダーとしてメンバーを牽引して頑張ります。

他所様の足を引っ張る力も趣味も無いので、

どうぞわたしのことも引っこ抜かないでください。


っていうか抜かれたり踏まれたりすればするほどしぶとさマスコなんだってば。


この道も、ほかの道も成るように成り。

成る時に成る、と思ってます。

機が熟せば手に入る、

でもそれは自分がやったように返ってくる答え。


あとは果報を寝て待つとしますよ。

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いずれはレシピ本でも書籍化してやr
高師直。