色気より食い気。

夢をかける黒馬。

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愛弟子(高3男子)が最後の文化祭で、

クラス発表の芝居「時をかける少女」にて。

“おばさん”役で2行のセリフがあると聞きました。

時をかける少女のおばさん役って、キーマンだったろうか。

それ以前に男子校でもないのに、なぜ彼がおばさん役なの。


夢をみた。

一昨日の朝の夢です。

故あって流儀から袂を分かつこととなった先生が夢に出てこられました。

お家騒動ともいえるような事情でもあったため、

その後まったくお目にかかることもお話することもなく久しいですが。

うちの師匠(=ボス)が主宰の会を定期的に開催していた頃は、

20年近くかなりお世話になった先生でしたので。

時折、師匠との会話には上っていました。


その先生が夢に、といっても。

夢ストーリーに先生自体が登場されたというよりは、

先生の母上様たる方が出てこられて。

わたしに画集のようなものを見せて、なにやらお話されているのです。

(といっても実際には、その方にお目にかかったことはありません。)


話の内容は夢のことなので、まったく覚えていません。

ただ、その開かれた頁が。

黒馬に騎乗する武将の絵で、その馬のたてがみの細かさが。

やけに印象に残って目が覚めました。


色つきの夢。

このところ時ならぬ暑さ続きの中で事務局担当の件で神経がすり減ることが多く、

それからギリギリの締め切りのものがあったりして。

なんとなく疲労度高く感じていたところ、みた夢が色つきの夢だったので。

疲れているのね、と最初に思いました。


といっても日本画のタッチは鮮やかな色味ではなく、

ちょっとくすんだ色合いと落ちたトーンが特徴的で。

なにより黒馬のたてがみが細い筆で繊細に描かれている様子が、

ありありと夢でも見てとれて。

起き立てに残像が、ハッキリとしていたのに驚きました。


実際は母上様なる方と画集を眺めていた夢の中の自分を。

寝ている自分が真上から見下ろしているような構図でした。


そして目が覚めてから、

あの絵どこかで見たことがある気がするんですけど・・・。


ボンヤリ思いながら朝のことを済ませているうちに、


それが我々の世代は「足利尊氏」の像だと教科書にも載って教えられた、

あの絵だったように思い出して。

ネットで確認すると、かなり似通っているように感じました。


といっても夢の記憶は時間とともに、どんどん薄れるか。

どんどん自分で記憶をすり替えているような気がするので、

本当に夢の中でみたのがこの絵なのかどうかは定かではないです。

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でもこの絵だったような・・・。


夢のお告げ。

あまりに強く残った夢だったので、

これは何を意味するのか(はたまた意味しないのか??)考えてしまいました。

夢占いでみると、

明るいイメージや美しい絵の場合は総じて好い判断が出ているようです。

占いなので当たるも当たらないも八卦と思いつつ、

やっぱり好い判断のほうがいいし。

なにより起きたとき嫌な感じがなかったのが実感としてよかった。


そして人物画は、その人物を(良い意味でも悪い意味でも)意識しているという、

そんな判断もあるようですが。

自分、足利尊氏を意識しているんだろうか(謎)。


それよりも歴史は塗り替えられていて、

もう嬢たちはこの一枚が足利尊氏ではないらしい、

どうやら側近の高師直か、その血筋のものだと教えられているらしい。

黒い馬にまたがり、刀を担ぐ武将。かつて「足利尊氏像」とされていた肖像画だが、現在は単に「騎馬武者像」とされ、他社の教科書にもあまり掲載されなくなった。コラムは、馬具の家紋などから「(尊氏の重臣の)高師直(こうのもろなお)、あるいはその一族の者と理解されるようになった」としている。


そんなことを確か小学校あたりで嬢から聞いていたので、

これが高師直だとすると。


自分は彼を意識していることになりますが・・・

高師直って、どんな人よ、、、って尊氏以上に情報がないわ(笑)。



夢の中の絵は心の鏡とも。

というと何?高師直が鏡に映った自分の姿??

黒馬(黒くなくてもいいだろうけど)に乗って駆けたいとか、そういうこと??


史実の一端には師直の「合理主義者的」な面が記されているらしいですが、

また、師直は大規模な合戦の中で軍の機動性を発揮させるため、分捕切捨の法を初めて採用した。これは、戦功確認として斬った敵将の首を一々軍奉行に認定されるまで後生大事に持っているのではなく、近くにいる仲間に確認してもらったらすぐその場に捨てよという、当時としては画期的であると評される軍令で、師直の合理主義者的側面を証明する実例とされる。

たしかに機動性とか合理化とか、よく考えているかもね。

結局、事務的なこと徹底的にやりたいって思っていることが違った形で夢に出たのかな。



このところ自分は一線から、ちょっと引いたところで。

事務方というか裏方、仕切りのエキスパートとして存在するほうが。

自分らしく進んでいけるんじゃないかと考え始めていたので、

そういう胸中が夢となって現れてきたのかもしれません。


あと、ずっとリーダーでありたいと思ってきたものが。

ここのところ側近というか軍師というのか、

そういう脇の立場で支えたいみたいな願望があるので。

そこいら辺も、この夢をみさせた要因になっているのかなぁ。

いずれはレシピ本でも書籍化してやr
高師直。