色気より食い気。

不審な電話メッセージ。

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不審な電話(´・ω・)?



これは母R子さまこと、わが師。

通称ボスが一時間ほど前に体験した不審な電話メッセージの話である。

あまりにも受ダメージが大きいため最後まで書ききる自信が半分しか出ない。


ボスは、わたしの車で皮膚科へ。

先日来ボスの右頬にできた、ちょっと大きめの虫さされ状のものが気に掛かっていた。

しかし、わが子はおろか自分の親の言うことすら聞き遂げない頑固な人である。

病院に行ったほうがいいですと進言したところで聞く耳持つまい。


ところが土曜の夜だったか、ボソリとこう呟いた。

「月曜日に皮膚科に行こうと思う」

ああそうですか、カレンダーを見て月曜はとりあえず自分の稽古はなく。

ボス担のAさんの稽古が10時半には終わるため、

それから即皮膚科に向かいましょう。

と約束をした。


今朝になって、どうにか受診せず済まないかと何度も鏡を眺めたと。

朝食の席で言っていたが、やはりどうにもならず諦めたようで今日は頼むと。

畏まりました、と。


予定どおり10時40分頃には家を出て皮膚科に向かう。

月曜の病院は混んでいるに違いない、

なので先に買い物を済ませて家に戻り買ったものを始末して待機しているから。

携帯にでも家電でも、どちらにでも電話ください。

出掛けに、3年前にヘルペスだったかで診察を受けた皮膚科の。

診察券が無いとかで、ちょっと騒動だったが。

(もう二度と行かないだろうと思って捨てたんだとか言い出す始末)

何とか病院に送り届けて受診させることには成功した。


買い物を終えて、

さて台所にでも立ちましょうかとエプロンを付けると。

Android携帯の赤ランプが光っている。

見ると着信と伝言のアイコンが並んでいて、

ボスの携帯からと知らせてくれた。

・・・早ぇ。

何もしてねー(-д´-)ノケッとか思いながら、また車に乗り込む。

行きよりも少し時間がかかったばかりか病院と隣接薬局の周辺は妙に混んでいる。

駐車するスペースなく仕方なしに一方通行の道を脇に寄せてハザードを出した。

見渡してもボスの姿は見えない。


少し車中で待つがラチがあかず。

車を降りて医院の靴棚を見るが、ボスの靴は見当たらない。

薬局に入ると、

「お大事に〜」の声と共に自動ドアが開きボスが出てくるところだった。

「どこに行ってたの!?」


(´゜д゜`)ハァ??

迎えに出て、その言い草は何だとちょっとムカッとするΣ(*`ω´*)。

いま来たばかりですよ!羽根生えて飛んでくるわけじゃないんだから!


「だって、あんたから電話が入ったからさ。」


ここからが本題。

とにかく車を長く停めておけないので急いで乗り込み、

それで誰が電話したって??

「あんたからの電話で」「今どこにいるかっていうから」「◎プラ薬局にいます」って。

答えたの、

そしたら「昨日は楽しかったですか」とかって聞くから。

しかも「3つ質問します」って最初に言ったのに、5つとか聞いてくるから。

だんだん怪しいと思って電話切ったの!!


(゚Д゚)ハァ??

Σ(・д´・ノ)ノ ナニソレ!!

そんな電話するわけないじゃないですかっ(ハンドル握る手に力が)


あらそなの?でも、てっきりあんたがすぐ来られないから何かメッセージを送ってきたんだと思って!

チャララランって、きれいな音がして慌てて出たら。

そう聞いてくるから、てっきりあんたがよry


そんなサービス聞いたことないから、、、

それ以前に滅多に電話に出られない(受話できない)じゃないですか!!

だって、きれいな音がしry(それ設定してある着信音でしたよ。


・・・ちょっと待った。

番号は確認しなかったんですか?着信履歴は!

知らにゃい。

着信履歴って (o・ω・o)…ナニ??(工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工??


家に戻り早速ボスの電話を確認する。

発信履歴には、わたしのAndroid携帯への形跡が残っていました。

しかし着信の方は、わたしが5ヶ月も前にかけた履歴が最後となっていました。

何度見ても痕跡がありません・・・・・・。


チャララランという、きれいな音はこの音かと。

ボスの携帯に電話を入れて聞かせてみると。

確かにその音だと言うのです、そしてその時の履歴はきちんと残されました。


やだ。ナニソレ気持ち悪い。

「そのチャララランって音が鳴ったから慌てて真ん中のボタン押したら」

今どこにいますかって聞いてきたもん(`・ε・´●)

わたしがボスの発言を否定しているかとでも思ったのか、

すこしムクれてそう繰り返すのです。

そんな押し問答が少しあって、

(;  ̄ェ ̄)ん?

ちょっと待った。もう一度お願いします。

「そのチャララ」そこじゃない「慌てて真ん中のボタンを押した」

真ん中のボタンって、これ??

いわゆるセンターボタンとか決定ボタンといわれるボタンを示すとそうだと言う。


・・・おかしい。

着信があったとき(といってもう一度ボスの電話にかけてみる)

真ん中のボタンを押しても何の反応もありません。


ここまで来て、ようやく不審なメッセージの正体に気づく。

確かに真ん中のボタンを押したんですね?(事情聴取かw)

そう!

(゚_゚)フムフム…

確かこの携帯にはフェイク着信という機能があって、

誰かと通話している感を装えるものだったかと。

使うことないから知らずにいたが(しかも人の携帯である、

もしかして「今どこにいるの」「今日楽しかったですか」と、

そんな架空のメッセージが流れて答えると。

まるで会話しているかのように聞こえる、かもしれない。


と思い出し真ん中ボタンからツール⇒フェイク着信と進んで通常起動を選択してみました。

「これから幾つかの質問をしますので」

普段どおりの会話をしているように答えてください。

今どこにいますか? 「◎プラ薬局」
あとどのくらいかかりますか? 「もう終わったよ」
今日の天気はどうですか? 「晴れてる・・・ん?」
今日はどこに行きましたか? 「皮膚科!」
今日は楽しかったですか? 「楽しくない!」
何か変わったことがありましたか? 「ばい菌が入ってるって言われた!」
これから何をしますか? 「家に帰ります!」
今日は何時に寝ますか? 「9時」
明日は何時に起きますか? 「4時!」
明日の天気はどうだと思いますか? 「雨!」っていうかいつまで続くの!?


途中まで、わたしからのメッセージだと思って答えていたうちのボス。

絶対、詐欺には引っ掛からないと自信たっぷりでおりましたが。

絶対なんてこと世の中に絶対ない、って思ってます・・・。



うちの嬢に仔細を伝えたくてメモするつもりで記しました。


あああ長いストーリーでした、ぐだびれまぢだ。

いずれはレシピ本でも書籍化してやr
高師直。