色気より食い気。

昨日のご報告。

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他所様に見られていると、いろいろと緊張しますよね。
特に料理している姿なんて。
出来上がった品を、お見せするのだって緊張感が伴うのに。

高校生“おいしく減塩・野菜もとれる”『丼・鍋誰でもレシピコンクール』にて優秀賞を、いただきました(昨日)。

誰でも、といっても高校生限定ですのでうちの該当者です(笑)。


丼部門への応募者135チーム+麺部門への応募者99チームの中から、11チームが本戦に臨みました。
本選は実技と実食、更にプレゼン審査です。

トップは調理室の壁沿いに見学していた、わたしの目線からの画像です。
何やらスーツ姿の男性の姿が、ちらほら。
この方々が審査員のお歴々です。
(県の方、各コンビニエンスストアの担当者様。地元スーパーの方々と栄養士会の会長様です。)


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奮闘する本人の姿、激写。

実は想定外のことが、いろいろとありまして。
調理台は2チームで使用、要するにコンロは一つしか使えません。
そして、お子のレシピのメインとなる電子レンジが調理室にはありません。
(階下の事務室のレンジを、お借りすることになりました。) 


そんなこんなもあり、また指導の先生にも引率されておらず。
(完全なる個人応募です。他の学生さんは概ね担当の先生が付いておられました。)
まったくの初心者のお子が、ひとりあたふたとしている姿を見かねて。

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緑エプロン(県栄養士会の先生方。大会のサポート隊です。)の先生方が、あれこれと指示をしてくださってます。

1時間20分の制限時間を目一杯使って、3分前に最後に仕上がりました。

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冬野菜たっぷり和風パスタ〜ミルクみそ仕立て〜 

このコンクールはタイトルどおり減塩と野菜の摂取が眼目です。
野菜は一人100g以上を使用、食塩は3g以下。
材料は4人分で1,600円以内と規定がありました。 

お子のレシピは野菜使用量175g、食塩相当量は2.89g。
塩は4人分で小さじ1/2と少なく、その分を味噌で補い。
牛乳に味噌を溶き入れるのではなく、ホワイトソースを加えコクを出しました。
もちろん、バターは無塩を使用。
パスタを茹でる時にも塩は一切使いません。

野菜はレンジで加熱してから昆布出汁で蒸し煮にし。
鶏むね肉は、そいで少量のごま油で焼き色をつけて香ばしく仕上げました。
旬の大根・人参をたっぷりと。冬場に甘みの増すチンゲンサイを彩りに使い。
椎茸で旨味をアップ。

野菜を無理なく摂れるように、スープパスタにしています。

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そんなこんなを、プレゼンで発表しています。


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各チームの作品の展示です。 



審査結果は特別賞が6チーム、
上位入賞は優秀賞4チームと最優秀賞が1チーム。

その優秀賞をいただき上位の5チームに入ることができました。
(最優秀賞は丼部門の学生さんの作品)

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ありがとうございます〜♬


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実は、この画像↑を撮ったのは全ての次第が終了してから。
調理から3時間以上が経過しており、すっかりスープを吸ってしまって残念なことに(泣)。


今度は冷めても美味しい丼に挑戦する、と気を好くしております。

・・・というのも副賞が、かなりおいしかったのです(汗)。
交通費が支給され材料費も出ました。
他に高額な図書カードと、キッチンスケール。
各後援企業・オブザーバーの存在のおかげでしょうね〜。


もちろん予選を通過できるかは、かなり確率が低いです。
選考の段階で完全なる個人の参加(学校単位ではない)であることに話題になっていた、と昨日の会場で伺いました。

そういう存在であることが好い結果につながったのかもしれません。
決して手際もよかったわけでもなく、おぼつかない方でしたが。
これからの頑張りへの期待値も点数に含まれていたのかも、と思っています。


何はともあれ、お子の挑戦は終了しました。
思いがけない結果に驚きが隠せませんが、これからの励みにつながったと思います。
結果は後からついてくるもの。
まずは何でもトライしてみること、それに対してできる限りの後方支援をしていきたいと思います。


本音としては手を出さず見ている、というのは違った意味で過酷なものです(笑)。
手がムズムズしてくるので終始腕組みをしていたら関係者と間違われました(焦)。

いずれはレシピ本でも書籍化してやr
高師直。